「ブックカバーにリメイクできる紙袋」
長く使ってもらえる紙袋を目指して
ギフトを贈るときに使う特別な紙袋
「KEIJYUKU COFFEE」は、株式会社理趣が手掛けるコーヒー専門店。今回の紙袋制作のきっかけは、KEIJYUKUのオンラインショップにてギフトを購入したお客様から渡すときの紙袋について問い合わせがあったこと。理趣さんとしてもギフトに使う用の紙袋として質の高い紙袋を作りたいという思いがあり、理趣さんがブランディングを依頼している会社から雄進印刷を薦めてもらい、制作の依頼をいただきました。
ブックカバーにリメイクできる紙袋というアイデア
最初依頼をいただいたときは、一般的な紙袋の形でした。ですが、話を進めているうちに理趣さんから「せっかくだから面白いものを作りたい」という言葉があり、雄進印刷で案を考えることになったんです。理趣さんとコミュニケーションをとっていた担当メンバーだけでなく、技術メンバーも巻き込んでアイデアを出し合いました。そこで出たのが紙袋を展開してブックカバーにリメイクできる案です。理趣さんのコンセプトに「心も体も清々しく」という考え方があって、本を読みながら、コーヒーを飲むというのも相性が良く、コンセプトにもあっているので、これだ!となりましたね。
使って終わりではなく、長く使ってもらうために
それだけでなく、私たちはアップサイクルや環境への面から、使って終わりのような消耗されるだけの紙製品にしたくないという思いがあります。紙袋などの紙製品を長く使ってもらうために、何か工夫をしたいと思っていたタイミングでした。理趣さんにアップサイクルの思いを含めて提案し、共感していただきブックカバーになる案が採用となりました。
以前使用していた通常の紙袋からできるだけコストを増やさずに、より品質を高めるために試行錯誤を繰り返しました。特にロゴの位置は、紙袋としての見栄えとブックカバーにリメイクしたときの見栄えのそれぞれに違和感がないように細かく調整を行い、またカット線や折り線の印字箇所を何度も調整することで、ベストなレイアウトを実現しました。
ブックカバーを付けた本を読みながら
コーヒーを楽しんでほしい
完成品を理趣さんにお渡しした後「環境への配慮だけではなく、受け取った相手のことまで考え抜かれているなと感じました!」と喜んでいただき、オリジナルのショッパーがある事でKEIJYUKU COFFEEのブランドとしてのこだわりの強さをさらに押し出すことができたようです。
また、お買い物をされたお客様からも「普通の紙袋だと思ったが、スタッフさんからブックカバーになるとの説明があり、そんな仕掛けがあるのかと驚きました。コーヒーを飲む時によく本を読むので、ぜひ活用したい。」
「リメイクできる遊び心あふれる紙袋!持ち手がグリーンの紐なのも特別感がありプレゼントにも使用しやすい。」といった嬉しいお言葉を頂けているとのことで、私たちも作って良かったと感じています。